オペが上手なこと?名薬を使えること?
いいえ違います。
医療ができることは、体が治ろうとする反応の手助けです。
どんなにオペが上手でも
名薬を使いこなせても
体が治療を受け入れる状態でなければ
なんの意味もなしません。
病気のもっとも効果的な治療は
どんな腕のいい医者よりも
「早期発見」です。
癌の検診などでも盛んに言われているように
病気は「症状が全くないうちに見つかる」
のが理想的です。
とくに動物は口が利けない上に
遠い昔人間に守られていなかったころの本能の残存で
体調の不調を隠す傾向にあります。
シニア世代を超えたら
元気そうに見えても
血液検査、尿検査、糞便検査、レントゲンなどの
スクリーニングをしておくことをおすすめいたします。
○血液一般検査で分かること
肝臓の障害の程度
腎臓の障害の程度
血糖値
膵臓の機能
貧血がないか
炎症や感染の有無 など
○脂質代謝の検査でわかること(外注)
内分泌の病気につながる脂質代謝の異常がないかどうか
(肥満の子はハイリスク)
○レントゲン検査でわかること
心肥大はないか
肝臓の大きさは正常か
腎臓に結石はないか
膀胱に結石は無いか
子宮に炎症(膿)はないか
腹腔に腫瘤はないか
など
ルルの検診セット
ステージ別
〜6歳 血液一般検査+尿検査 6000円
6歳〜体型標準 血液一般検査+尿検査+レントゲン 9800円
6歳〜体型肥満 血液一般検査+脂質代謝検査(外注)+尿検査+レントゲン 21000円
その他、気になることがあれば
丁寧に伺い、最適なオーダーメイドの検診が可能です。
もちろん、見つけきれずになってしまった病気に対して
薬、オペ、最大限できることはいたします。
ワクチン、フィラリア、感染症予防のための予防の普及のために。
どうぶつ病院ルルでは、予防獣医療の普及を目指し
ワクチン、フィラリア薬の単価を可能な限り
押える努力をしていきます。
獣医療には人間のような診療報酬制度(公的医療保険)が
ありませんので、人医療と同等の医療機器、テナント料、人件費の
負担が、直接窓口でオーナさん方からいただく
診療費になります。
しかし、金持ちしか買えない、
そんなペット文化に、日本がなっていってほしくないのです。
一人でも多くの人が、ペットたちとのすばらしい日々を
実現できるよう、
出来る限りの工夫をしていくつもりです。
ただ、あまり安くしてしまうと
今度は獣医療の質を落としかねません。
ぎりぎりのバランスを見極めて価格の設定は
見直していきたいと思います。
西洋医学を否定せず、過信せず。 治療のバリエーションについて。
どうぶつ病院ルルでは、獣医師の判断により
サプリメント、アロマセラピー、バッチレメディーなどを
柔軟に取り入れて治療方針を決めていきます。
わたくし自身に知識がない治療法をご希望でも
ヒヤリングを行い、わたくし自身も勉強をしていく心積もりです。
医療では医師だけが決定権を持ち、強いるのではなく
当事者(獣医療ならばご家族)が参加していかなければなりません。
しかし、誤解のないように最初にお断りしておきますが
時折見かける「西洋医学全否定」派ではありません。
適切な場面で適切な治療法を選ぶ上で
ご家族のご意向、動物の病気の状態を総合判断し
ベストと考えられる治療法が、代替療法であればそれを選択しますが
第一選択で西洋医学がベストであると考えればそちらを選択します。
場面が適切ならばステロイドも使います。
手術も行います。
いずれにしろ、それぞれの選択枝について
メリットデメリットの情報を過不足なく伝えるために
手段を工夫していくつもりです。
宗教まがいの、代替療法は撲滅すべきです!<br />
EBM(EBM: Evidence-based Medicine)根拠に基づいた治療の実施。 「経験」「カン」は、時として深刻な「思い込み」につながります。
EBMとは。
いわば、医療を経験や勘による職人の世界から、検証可能な科学の世界へ移行させようという試みともいえよう。(ウィキペディア)
一度診たことがある症例は、次からの診断精度が高くなり、確定診断にいたるスピードが早くなる傾向はあります。
しかし、逆に言うと、似たような症状を見たときにとっさの条件付けで
「診たことがある症例」と無意識にリンクして症例を見てしまう、という傾向もあります。
こうだ、と思って検査をしてみて、客観データが意外な疾病に行き着くことは
まったくもって珍しいことではありません。
「カン」や「経験」に頼るのは手技のみにし
決して自身を過信せずに客観データを取る手間を惜しまず
結果として診断精度を上げる努力を怠らないで行きたいと思います。
しかし、ご存知の通り獣医療費は決して安くはありません。
過度の「検査」が、継続治療が長引くに連れてオーナさんの家計を圧迫し
結果として通院を断念するケースも残念ながらたくさんあります。
バランスも考慮しながら、なぜその検査が必要なのか、
十分なご説明をしてまいります。
疑問、相談はお気軽に!
フリー百科事典Wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B9%E6%8B%A0%E3%81%AB%E5%9F%BA%E3%81%A5%E3%81%84%E3%81%9F%E5%8C%BB%E7%99%82
分からなければ、分かるまで何度でもご説明します。
特に、医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの対象者(患者や被験者)が、治療や臨床試験/治験の内容についてよく説明を受け理解した上で(informed)、方針に合意する(consent)事である。説明の内容としては、対象となる行為の名称・内容・期待されている結果のみではなく、代替治療、副作用や成功率、予後までも含んだ正確な情報が与えられることが望まれている。
(出典は下記参照)
具合が悪くて連れて行き、ただでさえ心配で仕方ない状態で
検査結果が思わしくなかった場合、
頭が真っ白になって説明など受け入れられる状態ではありません。
なんでもいいから助けてとウンウン頷いてはみたものの
帰宅してから何も覚えていない、
というご経験がおありなのではないでしょうか。
(私自身ルル君が膀胱癌であるという告知を受けたときの
あの頭が真っ白になる経験は、忘れられません。)
図やイラストを用いて、なるべく分かりやすい説明、
明確な金額提示を事前に行いますが
緊急時には十分な説明が出来ていないかもしれません。
なるべく資料をデータにしてお渡しするようにし、
理解できなかった部分に関しては、帰宅してからまたゆっくりと
復習していただけるよう、配慮いたします。
ご希望の方には一つの疾病ごとに累積した客観データをまとめて
メールで配信いたします。
専門知識への到達は容易になった代わりに その正誤に迷う時代になりました。
1.避妊手術は必要ない(乳腺腫瘍のオペは簡単)
2.狂犬病ワクチンは必要ない(欧米諸国では義務ではない)
3.歯石除去は麻酔をかけてまで行う必要がない(麻酔で死ぬ可能性がある)
4.混合ワクチンは3年に1度で十分
1.乳腺腫瘍はフィフティフィフティルールと呼ばれるものがあり
乳腺腫瘍になる確率が50%、そのうち悪性の確率が50%。
ちょっと皮膚を取るだけだから乳腺腫瘍の手術は簡単なんて、
それはたまたま25%に入った良性乳腺腫瘍の小さいものだけの話です。
悪性になり巨大化した乳腺腫瘍は、再発を繰り返し悲惨な最期を遂げます。
大型犬の乳腺腫瘍で癌化した症例で、
どんどんご家族が疲弊していくのに最後まで付き添い
子犬のときに、避妊を勧められる人が周囲に居れば、
と一緒に泣いたこともあります。
生殖器を取らない全ての子が病気になるわけでは、もちろんないので
子宮卵巣を取る必要があるのかは、確かにご家族の選択にお任せしてしまっていいと思います。
しかし。
私自身は、ルルの去勢をしておけばよかったと、毎日後悔しています。
(末期には精巣腫瘍も併発しました。去勢しておけばならなかった可能性が高い。もしかしたら膀胱癌も・・・・)
ルルは宝モノでした。自然だろうが不自然だろうが
一日でも長く生きて欲しかったのです。
2.ここは、日本で、日本のメーカのワクチンを使っています。
万が一アナフィラキシーを起こしても、適切な処置をしてくれる
病院で、接種してください。
3.人間の感覚で言うと、たかが歯石のために命がけなんて!と思われるようです。
しかし、人間と違い、たかが歯石で動物の場合は重篤なケースになりえます。
まず一つは、歯根と眼窩が人間よりもかなり近く、歯根からの膿瘍が眼窩にできると失明の可能性があります。
また、頬の部分から自壊し、違和感から顔面を掻き壊し、大手術になった症例も経験あります。
また、猫ではウイルスがらみの重篤な口内炎を引き起こします。
慢性的に歯周病菌を飲み込み、排泄の際に腎臓に蓄積し
腎炎から腎不全になり、血液中の毒素がまた歯周病菌を誘発するという
地獄のループを描きます。
腎不全で虚弱時には、口内炎で口が痛くて食べられないだけで
あっという間に死期は早まります。
人間ではたかが歯周病、しかし獣医療では、先進的な病院ならすでに
半ば独立した歯科領域を持つほど、重要な病気なのです。
一番いいのは、スケーラが必要のないように歯ブラシの習慣で予防すること、
なってしまったらなるべく早く超音波スケーラで歯根まで清掃し
それを歯ブラシ習慣で維持することです。
4
どうしても、1年に一度がいやだ!!というのなら、
主要ワクチンに関して、血中抗体価を測定することをお勧めします。
(これならば感情論ではなく、科学的に予防の期間を決められます)
抗体価測定がご希望の方はご相談ください。
獣医療に限ったことではありませんが
ここは日本です。ペットの密輸は絶えず、
海に囲まれ、人口密度の高い狭い島国では
広大な国土を持つ諸外国よりも、
感染症の広まりには、格段に神経質であって然るべきなのです。
歴史に残る重大な感染症(狂牛病を含む)を生んだのは、
欧米諸国のきわめてずさんで甘い、危機管理意識だということです。
ただし、専門家だからといって、こちらの言うことを鵜呑みにしろ!!とは決して思いません。疑問、不満は率直にぶつけていただき、それに応えられるよう努力してまいります!
いつまでも医療の前では謙虚であるために
立場は代表でも、いつまでも
一獣医師として謙虚に獣医療に向き合うため
院長とは名乗りません。
診察室内では先生と呼んでいただく必要もございません。
オーナ様とともに、作り上げていく獣医療を目指して。
いつまで経っても、一緒に泣きます。
我が家では、代々ルルという名の犬を飼い続けています。
私が生まれてからは3匹のトイプードルを看取りました。
最後のルルちゃんは2007年2月26日に膀胱癌でなくなりました。
小学校時代の文集にも何度も登場し
ペットが居なければバランスが取れない
アンバランスなオーナの代表です。
だから、ものすごく感情移入します。
勤務時代は、一緒に泣いてしまうことを咎められたりしましたが
仕方ないです。いつまで経ってもペットが、金には見えてきませんでした。
だから。真摯にどの症例にも向き合っています
そして、何とかしたいと必死です。
代表獣医師の簡単な紹介
名前 塩谷朋子
役職 どうぶつ病院ルル 代表獣医師
雙葉高校
東京医科歯科大学医学部保健衛生学科看護学専攻
麻布大学獣医学部獣医学科
日本サプリメント評議委員
http://www.supplement.or.jp/supple_senmonka/doctor03.html#shioya
講師実績
AIESEC主催 ユースチャレンジャーズセミナー福祉分野講師
http://www.aiesec.jp/pr/news/2004/
株式会社リンクス 初心者オーナ様向けセミナー
http://www.linkx.co.jp/
動物の保定には、プロの技術が必要です。
動物病院では、処置、検査などを診療室で行うことが多いです。
場合によってはオーナさん自身がペットを押えなければなりません。
これは、透明感の高い獣医療の実践というよりは
コスト、物理的面積による病院側の都合による部分が大きいです。
マスコミなどで大きく取り上げられた悪徳獣医師の報道以来、
まるでオーナ前で検査処置を行わない獣医はヤブであるかのような声が
出ていますが、基本的にある程度の規模の病院、大学病院などでは
オーナ前で検査、処置をすることは、ありえません。
(人手が足りていれば、そのほうが双方のためによいからです)
本来、動物の保定には、技術が必要になり
場合によってはかなり押さえ込んだりする必要があります。
これは、検査ストレスの軽減、検査による事故を防ぐために
いたし方ありません。
これが、オーナさんから見て、決して心地良いものだとは思えないし
ペットを押えていただくことで、オーナさんも疲れ、
またペットに咬まれたりして精神的にもつらい状況が起こりえます。
どうぶつ病院ルルでは、診察室はあくまでも
コンサルテーションルームであり、落ち着いてお話を伺えることを
第一義的に考えており、検査処置は基本的に
病院スタッフで行う意向です。
どうしても、という場合は、検査にも立会いが可能です
薬はすべて毒です。 毒だけどたまたま効く量があります。 毛嫌いでなく、安全に使うために。
広く使われている抗生物質は、弱齢動物に使うと
正常な発達を障害する場合があります。
なんにでも効いちゃう魔法の薬ステロイドは
根本の原因をのぞかないとどんどん効かなくなって
薬の副作用で内臓や内分泌の病気になります。
では、お薬は絶対に使ってはいけないでしょうか。
そもそも薬ってなんでしょうか。
長い間かけて私は薬のみならず医療というものは
「体が病気を治すのを手伝う存在」
という答えに行き当たりました。
結局、抗生物質でバイ菌を抑えているあいだに体が、
ステロイドで正常な炎症反応が体を摩耗させないようにして体が、
あくまでもその体が、病気を治す手伝いをしているのです。
なので、体そのものを薬が痛めつけることのないよう
薬に関しては、毛嫌いするのではなく
「安全に使うために」勉強するべきなのだと。
やみくもに薬は怖いから、自然治癒力でと言っていると
治癒までの時間もかかります。
適切に薬を使って可能な限り短い時間、用量の投薬で
治癒にもっていけるよう
日々勉強しています。
医療の「単語カード化」
膿皮症には常在菌の染色スライド見せて抗生物質とステロイド
腎不全には点滴と吸着剤
肝炎には点滴と肝賦活剤
疾病にはこう来たらこう切り返す、
いわば数学の公式
もっと言えば英語の英単語のような
スタンダードな治療というものがあります。
もちろんそれらはすべて正解です。
しかし、一歩進んで、例えば膿皮症なら
そもそも常在している菌に皮膚が冒されてしまう
根本的な原因はなにか?(必ずあります)
腎不全ならそれは体質のせいなのか食歴のせいなのか?
肝酵素の上昇なら防腐剤を多用したおやつを与えていないのか?
とりあえずは引っ込める治療もやりますが
治療と平行して、病気になった原因を、
一緒に考え、せっかく病院にかかるのだから
もっと大事に一緒に暮らせることを
考えていきたいと思っています。
一匹一匹のオーダーメイドの獣医療を目指して。
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